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大阪梅田 整体院 GRAN SPACE からだブログ

『きれいに歩く、速く走る、股関節の動かし方』(8/17 に解説を追記)

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股関節で身体を前へ押し出すコツが解れば、
速く走り、きれいに楽に歩けます。

「歩く」「走る」とは、軸足(片足立ちの時に身
体を支える側の足)が胴体を前へ押し出す連続の
動きです。

頑張っているのにあまり前に進まない人は、脚を
前に出す動きだけで前進しようとしています。
軸足で骨盤を前に押し出せていません。
(写真 2枚目)

軸足で地面を踏ん張りながら大腿骨を後ろに動か
すこと(股関節の伸展)で骨盤を前に押し出せると、
速く走り、きれいに楽に歩けます。
(写真 1枚目)

マラソンやランニングで推進力が弱かったりスト
ライド(歩幅)が狭い人も、軸足の股関節の伸展で
骨盤を前に押し出すコツが解ると走りが劇的に変
わります。
マラソンの世界記録(2:01:39)保持者のキプチョゲ
選手や、大リーグの大谷選手の走塁のフォームは、
しっかり股関節を伸展させて軽やかでダイナミック
に走ります。

歩き方もしっかり軽やかに美しくなり、楽に歩け
ます。

脚を後ろに動かす股関節の伸展に必要な要素は、
●前腿の柔軟性
●骨盤の位置や角度を維持するコントロール
 (骨盤ごと動いてしまう例が 写真 3枚目)
●股関節を伸展させる筋肉のコントロール
 (大殿筋や裏腿のハムストリングの出力調整)
などになります。


▼▼(この段落は8/17に追記しました)
上記の説明について陸上競技の経験のある方の中
には「それは足が流れてるからよくないのでは?
」と思われる方もおられるかもしれません。
ランニング競技では走る時に足をなるべく身体の
少し前で動かせるのがよいという話があります。
それは身体の使い方が悪かったり、足を前に出す
力が弱かったり、疲労で足が前に出なくなってし
まう「足が後ろに流れる」といわれる状態を避け
るためだったり、あまり足を後ろに伸展すると前
に戻すのに時間がかかるという理由のようです。
 しかし「足をなるべく身体の前で動かす」「足
を速く前に出す」ということを意識するあまり、
「軸足の股関節の伸展で身体が前に運ばれる」と
いう重要な現象が見過ごされてしまい、股関節の
後方への伸展を意識的に制限したり、伸展してい
るつもりが上手く出来ていなかったり、そうした
使い方の繰り返しによって股関節の伸展可動域が
狭くなることでストライド(歩幅)も狭くなってし
まいます。
むしろ、大殿筋だけでなくハムストリングも股関
節の伸展に使えているか注意してしっかり股関節
を伸展させ、更に股関節の最大伸展時に膝が伸び
ているようにコントロール出来れば、前腿の筋力
だけに頼らずに踏ん張りが効くので、足を前に
しやすくなり、足が後ろに流れにくくなります。

「足が流れる」については別の機会にします。
▲▲


【股関節伸展のコツ】
股関節伸展の可動域は膝が伸びている時は約20°
、膝が曲がっていると前腿の筋肉が突っ張るため
約10°程度です。(個人差が大きい)

そのため最も股関節が伸展するタイミングになる
軸足の足裏が地面から離れる寸前は、膝が伸びて
いる方が股関節は大きく伸展できて、骨盤を前へ
運ぶ距離も大きく出来ます。

地面を踏ん張る反発力も、なるべく膝が伸びてい
る方が無駄なく使えます。

大殿筋だけでなくハムストリング(裏腿の筋肉)
力が入のを感じて動かすことがポイントです。
軸足の裏腿下部で後ろに押す感じです。

股関節の伸展で大腿骨を後ろへ動かす時、骨盤下
部が一緒に後方に持って行かれると、股関節での
動きは少なくなります。(写真 3枚目)
骨盤を前傾させることが悪いわけではなく、大腿
骨を後ろに伸展させる動きに骨盤下部が持って行
かれて骨盤の位置や角度を保てな状態では、股関
節で上手く伸展できないだけでなく、下肢の筋肉
も本来の力を発揮できません。
骨盤の安定を維持しながら大腿骨を後ろへ動かす
コントロールが必要になります。

骨盤と背骨を少し前傾(10°~20°)させることで
ストライドを更に大きく出来ますが、それは骨盤
を安定させたまま股関節を伸展できることが前提
で、その次のステップにした方がよいです。


次回は現マラソン世界記録保持者キプチョゲ選手
(Eliud Kipchoge)のフォームの特徴や速さの秘密
を詳しく分析します。

(キプチョゲ選手はその後、東京オリンピックで
男子マラソン金メダルを獲得)

※上の写真は右足(手前)が軸足の時、足裏が地面か
 ら離れる寸前の股関節の動きを表しています。

©整体院 GRAN SPACE
頭痛を伴う首肩こり 長年の腰痛にも強い。
痛みやコリの原因を探し出す高い技術の整体院。
大阪|梅田 整体院 GRAN SPACE 
ホームぺージもご覧ください。










# by granspace | 2021-07-24 22:11 | Trackback

原因を突き止めて改善に導く 大阪 梅田  整体院 GRAN SPACE

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原因を突き止めて改善に導く 大阪 梅田  整体院 GRAN SPACE_e0284739_21571684.jpg

大阪 梅田の 整体院 GRAN SPACE は、痛みやコリ
の原因を探し出して根本から改善に導く整体院です。
今迄いろいろ試して改善しなかった方にもおすすめ
できる整体院です。


関節や筋肉の痛みやコリは、その場所をマッサージ
したりストレッチをしてもあまり改善しないことが
多いです。

それは痛みやコリが別の場所の身体の歪みによって
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例えば身体の使い方の癖で足や足首に歪みが起こる
と、身体の重心のバランスを保つために腰や首でも
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当院では痛みやコリから離れた部位からも原因を探
し出して安全に的確に調整します。
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長年の痛みやコリでお悩みの方、昔の怪我の後遺症で
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【当院の施術の特徴】
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先ず自分では気付かないで抜けなくなった力が身体を
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当院では身体の使い方の癖や身体の歪みを探し出し
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全身の筋肉・筋膜・関節の異常の発見と改善
姿勢の問題点の発見と改善と解説
背骨・骨盤矯正
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【こんな方におすすめ】
筋肉のコリや痛み・関節の痛み
ひどい首肩こり、首肩コリからの頭痛、長年の
腰痛、股関節の痛み、膝の痛み、足首の痛み、
肩の痛み、肘の痛み、手首の痛み、顎関節症、
坐骨神経痛、椎間板ヘルニア(手術後に残る痛み
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背骨や骨盤の歪み、産後の骨盤矯正、側弯症や
それに伴うコリや痛み

疲労蓄積、呼吸が浅い、睡眠が浅い

スポーツやダンスの痛み、パフォーマンスUP
スポーツやダンス、バレエ、ピラティス、ヨガ
等の痛みや可動域改善、苦手な動作の改善、疲
労改善、動作や動きの問題点を発見・改善しパ
フォーマンス向上。

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お試しください。
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# by granspace | 2021-03-31 22:00 | Trackback

『全身の関節』環椎後頭関節 その10 スムーズで質の高い動き

『全身の関節』環椎後頭関節 その10 スムーズで質の高い動き_e0284739_20102322.jpg

〈環椎後頭関節その10 スムーズで質の高い動き〉

環椎後頭関節をスムーズに動かせると疲れにく
い姿勢や、きれいな姿勢を保ちやすく、身体動
作のパフォーマンスも向上します。
前回は背骨を伸ばして使う為には環椎後頭関節
での頭の傾きのコントロールが重要という話し
でした。 環椎後頭関節 (その9)

今回のテーマは
環椎後頭関節のコントロールの質を高めて、軽
くスムーズに動かすために必要なことは何か?
です。

はじめに今回の内容の理解に必要な基礎知識を
少し復習します。
環椎後頭関節は頭部と第1頚椎(環椎)の関節で、
背骨のてっぺんで頭を支えたり動かしたりする
関節です。
耳の穴より1センチ程下の高さにあります。
うなづくように頭頂部を前後に傾ける動きが起
こります。

顔を上に向け頭頂部が後ろに倒れる動き=伸展
顔を下に向け頭頂部が前に倒れる動き=屈曲
可動域は伸展・屈曲ともに10~15°
それより大きな動きは頚椎全体の動きです。
では本題へ。


【環椎後頭関節のスムーズな動き】
今回は伸展の動きを例に説明します。
環椎後頭関節の伸展(顔を上に向け頭頂部を後
ろに倒す動き)では後頭骨の関節面は前方に滑
ります。
環椎後頭関節 (その2) 関節運動学 の項参照

この時環椎が一緒に前方に動いてしまうと後頭
骨が前方へ滑る動きを打ち消してしまうため、
環椎は前方へ動かない方が後頭骨はスムーズに
伸展することができます。
環椎の前方への不要な動きを防ぎ安定を維持
することが重要となります。

環椎が前方へ動かないように後ろに引く主な筋
肉は下頭斜筋上頭斜筋です。
下頭斜筋は環軸関節で環椎を後ろに引きます。
上頭斜筋は環椎後頭関節で後頭骨を伸展させる
筋肉の1つですが、環椎を後ろに引く力にもな
ります。
環椎後頭関節を動かすその他の筋肉については
環椎後頭関節 (その2) 筋肉、後頭下筋群 参照


ここまでは環椎後頭関節スムーに動くため
の理論的な背景の説明でした。
次にその理論を背景にしながら、身体感覚を伴
た実際の動きとして環椎後頭関節をスムーズ
動かすにはどうすればいいか?
の解説に入ります。


【スムーズで質の高いコントロールのコツ】
(自分の環椎後頭関節を動かす場合)
※頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症の方は顔を大き
 く上に向ける動きが症状を悪化させてしまう
 場合もあります。
 これから行う動きは小さく上を向く動きです
 が念のためにお控えください。

①準備の動き
はじめに首を少し後ろに引き、顎も少しだけ引
くことで環椎後頭関節をニュートラルポジショ
ンにします。

②環椎後頭関節の伸展の動き
ゆっくり小さな動きで(可動域は10~15°)
顔を上に向け頭頂部を後ろに倒します。

動きの質を高めるための注意点
環椎後頭関節の伸展の可動域は10~15°と小
さな動きです。その範囲内で動かした方が環椎
後頭関節の動きに集中できます。
それより大きな動きは他の頚椎の動きです。

首の後ろに入る力が強すぎると、後頭骨の関節
面が動きにくくなったり環椎が前に動いたりし
て、環椎後頭関節がスムーズに動かなくなりま
す。

首の前面や側面もなるべく力を抜きます。
これらの力は環椎を前に引っぱったり、環椎後
頭関節の伸展の動きにブレーキを掛けたりしま
す。

顔・顎・肩や全身に無駄な力が入っていないか
気を配ります。

身体の何処かに無駄な力が入ってしまったら、
次はそこに力が入らないようにやってみます。

一番大切なことは身体の何処かに無駄な力が入
っていないかを注意深く感じ続けることです。

やみくもに回数をこなそうとすると、何も気づ
けないまま繰り返すだけになります。

息を止めないで。

なるべく軽い力ゆっくり動かします。

回数は20回以下程度で。
無駄な力が入ったまま同じ動作を繰り返し過ぎ
ると関節や筋肉に過剰な負担をかけてしまいま
す。
また、あまり回数を増やすと回数をこなすこと
自体が目的化し、身体への気づきがなくなりま
す。
無駄な力に気付けなくなり身体の動きの質を高
められなくなります。

環椎後頭関節 (その4) 動きを感じてみる 参照


【施術者の注意】
(施術者が環椎後頭関節を施術する場合)
※環椎後頭関節や頚椎椎間関節の施術は十分に
 経験を積んだ施術者によって無理な力を掛か
 けないように行う必要があります。

必要最小限の力で環椎を把持し軽く固定します。
環椎を固定したまま環椎後頭関節の可動域(10~
15°)以上に頭部を動かそうとすると、関節に無
理な力が掛かってしまいます。
無理に動かしても改善しません。
必要最小限の力で環椎後頭関節の無駄な動きを
カットして自然な動きを助けます。
環椎後頭関節を動かす力が強すぎたり身体に無
駄な力が入っていると、環椎後頭関節に不自然
な動きを加えてしまったり、自然な動きを感じ
取れなくなったりします。
上手く施術できれば環椎後頭関節や周囲の筋肉
は軽やかな動きを取り戻します。

外見上の施術動作をパターンとして覚えただけ
では関節の調整はできません。
関節の状態を感じとれるようになるには毎日集
中力を切らさずに問題意識をもって取り組み続
けても何年もかかります。
少しづつ前進するしかありません。

集中が途切れたり、テーマや目的を忘れたり、
ごまかしたりしていたら、いつまでたっても
それなりの結果しか出ません。

感覚を少しずつ深めながら、方法自体も更に
効果的な方法を模索し続ければ、今よりも高
い改善効果に進化していけます。

(筋肉・筋膜・身体の使い方についても同様)




〔環椎後頭関節(その1~9)へのリンク〕

●環椎後頭関節とは
●環椎
●関節構造
●形状分類
●動きと可動域
●関係する筋肉

●関節面の動き(関節運動学)
●筋肉
●後頭下筋群
●環椎後頭関節に負担のかかる姿勢

●環椎後頭関節はバランスの場所

●関節包
●靭帯
●環椎後頭関節の動きを感じてみる

●環椎後頭関節のカップリングモーション

●頭痛改善

●疲れにく コリにくい身体

●呼吸との関係

●背骨を伸ばして使う

●スムーズな動き
●スムーズで質の高い動きのコツ
●施術者の注意


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# by granspace | 2021-01-31 22:08 | Trackback

【関節・筋肉・身体の使い方の超解説!】 関節や筋肉の構造や上手な使い方を詳しくわかりやすく解説しています。 医療従事者、スポーツ・ダンス・ヨガ・ピラティス・音楽など身体動作に関わる方におすすめです。
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